生活介護とは
生活介護とは、障害のある人に食事・入浴・排泄などの介護サービスや
創作活動や生産活動の機会を提供する通所型の障害福祉サービスのことです。
生活介護では、生活支援員を中心にさまざまな職種が障害のある人への支援を行います。
生活介護によって、社会参加や自立の促進・生活の改善・身体機能の維持向上などを目指します。
対象の方であれば事業所と利用契約を結ぶことにより利用期間の制限はありません。
実際の利用者は…
- 特別支援学校高等部を卒業後に通所して過ごす所として
- 長期に在宅療養していたが社会との関わりが必要な時期になってきたから
- 在宅生活を送っているが家族だけで支援していくのが大変になってきて
- ひとつの事業所だけでなく、他の事業所で新たな生活環境を得たくて
例えばこんな方々が利用されています
脳性麻痺・四肢麻痺/10歳代/男性
学校を卒業後の進路として1日過ごせる場所だし、学生時代からこの施設の児童部門に通っていたから馴染みがあって。
脳性麻痺/30歳代/女性
支援学校を卒業後はずっと1カ所の生活介護で過ごしていたが、他の環境でも過ごしたい。
脳性麻痺・片麻痺/20歳代/男性
グループホームに住んで、そこから毎日通える場所を探していた。環境の変化が苦手だから毎日一定のリズムで慣れた所に通い続けたい。
脳血管障害後・四肢麻痺/20歳代/男性
学生時代に脳の障害を受けて、病院を退院後は2年間ほとんど自宅ベッド上で過ごしていた。寝て過ごすのではなく、もっと外との関わりを持たなくては。定期的に通える生活を送りたい。
対象者
以下のいずれかの手帳をお持ちの方
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 特定医療費(指定難病)受給者証
ご利用の流れ
01
相談および申請(区役所支援課)
02
サービス等利用計画案の提出依頼
03
指定特定相談支援事業者との利用契約
04
サービス等利用計画案の作成および交付
05
障害支援区分認定(弊社生活介護では、対象区分を5,6とさせていただいております)
06
サービス等利用計画案の提出
07
支給決定・受給者証の交付
08
サービス等利用計画案の作成
09
契約・サービスの提供
料金表
ご利用料金については、下記ボタンよりPDFを御覧ください。
1日の流れ
9:30
送迎車
自主登所利用者の施設到着
お迎え
10:00
バイタル測定
水分補給
朝礼(点呼・体操等)
10:30
生産活動
個別訓練
入浴
その他活動
11:30
排泄確認
昼食準備
12:00
昼食
口腔ケア
13:00
食休み
13:30
生産活動
個別訓練
その他活動
14:40
帰りの支度
水分補給
排泄確認
終礼(個々の活動報告等)
15:30
施設出発
お見送り
- 1日お過ごしいただけます。
- ご家庭の都合に合わせて遅刻や早退も可能です。
- 午前と午後に様々な日中活動があります。
- 活動内容は個人に対応したプログラムから集団で取り組むプログラムまで多彩です。
- 看護師が常駐しているため医療的ケアのある方も安心して過ごせます。
- 生産活動にて制作した商品を販売して収入を得る喜びがあります。
- 作業療法士または理学療法士による専門的な個別訓練が受けられます。
よくあるご質問
利用するためにはまず何をすればよいでしょうか?
お住まいの市区町村の担当窓口(障害支援課や障害福祉課)にお問い合わせください。そのあとは「ご利用の流れ」をご参照ください。
他事業所との併用は可能ですか?
可能です。現在数名の方が併用しておりますが、ピア・リハステーションでの支援を積み重ねていきたいので、複数回の利用が理想です。
すぐにピア・リハステーションを利用できますか?
利用を希望された方々の状況を伺いながらご案内していきますので、「すぐに」利用することは難しい場合が多いです。
サービスを利用するのに障害支援区分は必要でしょうか?
弊社の生活介護では区分5,6の方々を対象としています。
実際にどのような医療的行為を行っていますか?
また、どのような医療的行為が可能ですか?
痰吸引(口腔・鼻腔・気管カニューレ)、経管栄養(経鼻、経腸、胃ろう)、薬剤投与、吸入などを実施しています。見学・相談の際に、必要な医療的ケアについて確認させていただきます。
送迎はありますか?
原則として半径6㎞以内にお住まいの方々とさせていただいております。ただし、特別な事情がある場合には個別に対応させていただく場合もございますのでご相談ください。また、ご家族による送迎や生活サポート事業等を利用して通所されることも可能です。
入居施設からの通所は可能ですか?
グループホームは住居系の福祉サービスで、生活介護は日中活動系のサービスとなりますので併用は可能です。
入浴はできるのでしょうか?
機械浴を設置しております。個別にご相談ください。
食事の提供はありますか?
形態としては普通食、刻み食、やわらか食、ムース食等をご用意しております。個別にご相談ください。
リハビリスタッフによる個別の訓練はありますか?
利用頻度に応じて作業療法士または理学療法士が個別に評価しプログラムを立案して実施しております。
1か月の利用料はいくらくらいでしょうか?
前年度の所得に応じて上限負担額が決まります。0円、9,300円、37,200円の3段階で上限額が設けられており、ひと月に利用したサービス量にかかわらず、それ以上の負担は生じません。