大切な誰かのために生きる
障害児はその子を育てられる両親のもとにしか生まれてこない…。
障害はそれを乗り越えられる人、家族にやってくる一つの試練…。
「障害を受け入れること」はそんなふうに自分たちを納得させていく作業なのかもしれません。
私自身も弟が重症心身障害児として生まれてきました。毎日、話しかけたり、歩く練習をしていればきっと話せる、きっと歩けると思っていました。どうしても「お姉ちゃん」と呼んで欲しかったのです。小児のリハビリテーションはおろか学校教育も整備されていない時代でした。
その後、障害を抱えながら生きている方々と多くの出会いがありました。障害を抱える方々は私にとっては身近な存在でした。紆余曲折しながら、同じ志を持つ仲間と出会い、助けられ、チルドレンズ・リハステーション ダイアリーという施設が生まれました。
弟の存在は私の人生に大きな影響を与えています。話せない弟の存在が、一人の人間を動かしているのです。これが重症児の存在意義なのかもしれません。
「食べること」がやっと、「座ること」がやっと、目を開けているだけでも大変な子もいます。でも、その子の家族、その子を取り巻く関係者は、その子のために生きたいと思っています。そしてまた、その子自身も生きる姿を通して、周囲の人たちを勇気付け、元気付け、人としての価値観までも変えていく力を持っています。
人の手が必要な子かもしれません。でも、人は大切な誰かのために生きることで自分の存在意義を確認します。
チルドレンズ・リハステーション ダイアリーが、子供たちとご家族の人生の1ページをめくり、想像していなかったストーリーが生まれることを日々楽しみにしています。
生産性などという穿った見方で人を見るような社会ではなく、障害児と当たり前に関わる中で周囲の人達の「心」が動き、社会が動くということを忘れない世の中でありたいものです。
代表取締役 茂木有希子
重症心身障害児の児童発達支援・放課後等デイサービス
チルドレンズ・リハステーション ダイアリー
対象児 | 0歳~18歳 通所受給者証が交付され、重症心身障害児の支給決定を受けた方(児童発達支援については要相談) |
定員 | 一日5名 |
営業日 | 火曜日~土曜日(日曜日、月曜日はお休み)
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サービス提供時間 | <火曜日~金曜日> 児童発達支援 / 10:00~14:00 放課後等デイサービス / 13:30~18:00 <土曜日、祝祭日、長期休暇> 児童発達支援 / 10:00~14:00 放課後等デイサービス / 10:00~17:00 |
スタッフ構成 | 児童発達支援管理責任者、嘱託医、看護師、児童指導員、保育士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士 |
サービス提供エリア | さいたま市全域(その他の地域は応相談) |
送迎 | 一部送迎あり |
昼食 | 基本的にはお弁当を持参(その他応相談) |
入浴 | 提供なし |
特別支援内容(リハビリ) | 乳児期 / 基本的運動能力の促進と育児支援 幼児期・学齢期 / 運動機能の獲得と発揮・保育施設や学校への参加支援 学齢期以降 / 機能低下や二次障害の出現、介護負担の増加に対する予防と改善 |
事業所評価アンケート結果
重症心身障害児対応型
児童発達支援事業・放課後等デイサービス
チルドレンズ・リハステーション ダイアリー
048-884-9851
FAX 048-884-9852